或るDIY好きの日記

住居や車などのちょっとした補修、ITの活用、その他自分でやれることはやってみようと様々なことに挑戦していることをつらつらと書き溜めていきます。

日当たりシミュレーションの条件設定

はじめに

 SketchUpは、立体モデルを作るだけではなく、日当たりがどう変化するか、影がどのように差すかのシミュレーションを行うこともできます。

 そのようなことは、SketchUpを使う人は大抵知っていて、シミュレーションの条件として、日付と時刻を設定することだって普通にやっていることでしょう。

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 ちなみに、与える条件は日付と時刻だけでいいんでしょうか?

シミュレーションに必要な条件

 さしあたりのなんちゃってではなく、現実に近いシミュレーション結果を得たいなら、以下の条件をきっちり設定すべきです。

  1. 日付と時刻
  2. 対象の場所(緯度・経度)→ジオロケーション
  3. 使用する時計(世界協定時刻からの時差)

ジオロケーション(場所の設定)の手順

メインメニュより、「ウィンドウ」(f:id:nuts_777:20190312192417p:plain:w15)→「環境設定」(f:id:nuts_777:20190312192422p:plain:w15)を実行します。

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「ジオロケーション」(f:id:nuts_777:20190312192417p:plain:w15)をクリックし、[手動で場所を設定]ボタン(f:id:nuts_777:20190312192422p:plain:w15)をクリックします。f:id:nuts_777:20190817172330p:plain]

とりあえずの設定内容(デフォルト値)が表示されます。4つの値(国・場所・緯度・経度)を、シミュレーションの対象となる場所の情報に書き換えますf:id:nuts_777:20190817172346p:plain

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ここでは、Googleマップで私の地元にあるJR伊集院駅の場所を調べます。
SketchUpには、上下2行ある緯度経度表示のうち、字の小さな下の行の表記(十進緯度経度)を使います。

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国と場所は任意のようで、正確さが必要なのは緯度・経度です。
Googleマップで読み取った緯度・経度に北緯のN、東経のEを付け加え、以下のように書き換えます。

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ジオロケートされたと表示が変わりました。

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使用する時計の設定

 私たちが普段使っている時刻は、日本標準時JST)です。SketchUpは、世界協定時刻(UTC)を基準にしていて、シミュレーション対象の場所の時刻とUTCとの時差を設定できるようになっています。
 改めて、日付と時刻を設定したトレイを見てみると、「UTC-07:00」となっていました。これを「UTC+09:00」に変更します。

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おわりに

 5年ほど前に日当たりシミュレーションをした時には、ジオロケーションの設定画面がありませんでした。それで、「Ruby コンソール」というWindowsコマンドプロンプトに相当するものと使って、コマンド入力したものでした。

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 やはり、画面があった方がやりやすいですね。