網戸の張り替え
はじめに
時々カナブンなどが侵入するようになったので、リビング掃き出しの網戸を張り替えました。
前回の張替えでは、事前に縦横の寸法も抑えのゴムの直径も把握しないで適当に材料を買って失敗しましたので、今回はちゃんと測りました。
押さえゴムの袋にやり方が載っていたけれど、冒頭の助言を読み飛ばしたばかりに余分に手間取りました。右利きの人は右回りに作業するとよいです、絶対(笑)
体験談に基づく、失敗しないためのポイント
今回の体験を通じて、ポイントを押さえておけばもっとスムーズに作業できた、と感じたことを4点挙げます。
- お店へ行く前に、張り替える網戸の縦横の寸法(特に縦の寸法)を測っておく
当たり前といってしまえばそれまでなんですが、売り場でモノを見ればなんとかなるだろうと高を括りがち。前回の一番の失敗はこれでした。
売り場で替え用の網が並んでいるのをみて、「巻きの長さが2mもあれば足りるだろう」と選びました。ところが、実際に網戸に充てがってみると2mではちょと足らず、慌ててもう一本の巻きを使って継ぎ足すこととなりました。
そうすると、仕上がりは見苦しいし、虫が入ってくるリスクは高まるし、で良いことはありませんでした。
- 押さえゴムのサンプルを持参する
押さえゴムは、太さが異なる3種類(3.5ミリ、4.5ミリ、5.5ミリ)が店頭に並んでいました。さあ、どれを選ぶか?実物サンプルを手にとってみると、4.5ミリでは太いような気がして、「じゃあ3.5ミリだろう」と思いました。ところが、持ち込んだ自宅網戸から採取したサンプルを展示ボードに開けられた太さ別の穴に挿してみると、なんと意に反して4.5ミリであることが分かりました。
そう、網戸の張り替えが本職ではない素人の感覚なんてこんなものなんですよね。危うく緩くて役に立たないサイズを買って帰るところでした。
- 張り替え作業は、利き手方向に行う
ちゃんとメーカーの説明書冒頭に書かれていたのに、読み流してしまったばかりにとてもやりづらい作業を強いられることになりました。利き手でローラーを持ち、反対の手で網を引っ張りながら押さえると作業が捗りますが、利き手と逆周りに作業すると両手をクロスさせなければならず、かなりやりづらくなります。
- 作業スペースは、網戸+αの広さがある場所を確保する
不十分な広さの場所で作業を始めたので、途中で十分な広さのある場所に移らないとならなくなりました。
網戸の上下左右4辺に沿ってゴムを押さえていくので、網戸を寝かせた状態でその全体がフラットな場所に収まらなければならないことはもちろん、さらにその外周に自分が動くだけの幅(70cmくらい)が取れないと作業はできません。
材料メーカーによる説明動画
私は、ローラーの外装袋裏にあった説明書を見て作業しましたが、説明動画が同じメーカー(ダイオ化成)から公開されています。
youtu.be
用意するもの
- 張り替え用の網
- 取り替え用の押さえゴム
- 押さえゴムをはめるためのローラー
- カッター
- はさみ(写真には写ってないけれど)
手順
押さえゴムを外し、古い網を取り外します。
新しい網を網戸枠にあてがいます。上辺の溝に押さえゴムを置き、左右2箇所を溝に押し込んで網を仮止めします。
※実はこのとき、すでに作業方向を間違っています。利き手が右手の私は、右周りに作業すべきでした。
向かって左の辺について、ゴムを溝に押し込んでいきます。この辺は、進行方向に網がたるまないかを気にする程度で構いません。
※クロスしている矢印は、逆周りに進んだばかりに手をクロスさせなければならなくなった状況を示しています(泣)。
続いて下の辺、右の辺と進めて行きますが、その際には網を押さえる手は外側に向かって引っ張る感じにして、網が張られるようにテンションをかけます。
そして右の辺まで終わったら、上の辺の仮止めを外し、同じようにテンションを掛けながらゴムを押し込みます。
たるみなくきちんと張られているか、網に触れながら一周します。たるんでいたら凹みを感じるので、すぐ分かります。
たるみがあったら、その箇所の耳(網の外側の余り部分)を引っ張って押さえゴムを外し、網を引っ張って再び押さえゴムを溝に押し込みます。
網がきちんと張られていることを確認したら、耳を切り落とします。カッターの刃を寝かせて枠の表面に沿わせるとスムーズに切れます。
ちなみに、サッシはちょっとしたことですぐ傷がつくので要注意です。
ところどころ、網がほつれて毛が飛び出ている箇所があるので、ハサミで切り取って仕上げます。
所感
作業前に一番気にしていたのは、たるみなくピンと網を張ることができるかでしたが、満足のいく仕上がりとなりました。
むしろ、作業場所を途中で移すことになったり、両手をクロスしてのやりにくい作業を強いられることになったりという作業上のまずさが気にかかり、しっかり記録に残して次回の作業時には同じ轍を踏まないようにせねばと思うところです。