或るDIY好きの日記

住居や車などのちょっとした補修、ITの活用、その他自分でやれることはやってみようと様々なことに挑戦していることをつらつらと書き溜めていきます。

そして、インパクトドライバー再び

これまで、ルンバ用バッテリーをバラして、交換用のセルを手に入れようと目論んでの作業を続けてきました。そして遂に、セル交換を終えて無事インパクトドライバーが復活しました。バッテリーの着脱が以前よりしづらくなったことと、付属充電器が使えるのか分からないという課題がありますが、ひとまず復活させることができて嬉しく思います。

 

タブ板で接続されたセルを1本ずつにばらし、絶縁用とおぼしき外装のボール紙が破れてしまったセルはビニールテープを巻きました。そして、念のためそれらのマイナス極にマスキングテープを張ることで短絡保護措置を施しておきました(これは前回の投稿後から今回のセル交換作業開始までの間の作業)。

乾電池に比べ電気容量が大きいから、ショートしたら危険、と思ってのことだったのですが、考えてみると最近の単3型充電池と比べて大きいとは言えないですね。

 

このセルの容量は、3,000mAh÷12本=250mAh。 対して、このエネループだと1,900mAhで7.6倍の容量があります。だったら、今さらながらエネループを10本でもよかったのでは?

 

さて。

 

セル間は元の通り、タブ板接続がベストでしょう。しかし、そのためにはタブ板材料はもちろん、スポット溶接の機器も揃えなければなりません。それはさすがに私のDIYの範疇を越えていますので、電線を半田づけして接続することにしました。すごく手作り感満載で、理論的には直列接続で既定電圧を出力できるようにすれば動くはずと思うものの、はたしてこんなハンドメイドでうまくいくのだろうかと半信半疑になります。

 

途中途中で電圧を測定して接続を確認します。「電圧計が振れない、おかしいな?」となったら、半田づけが取れていないかを再確認する。一度はバッテリーケースに収納しても電通が確認されず、再度取り外して接続を確認、という行きつ戻りつの作業が続きました。

 

そして、格闘すること1時間半。無事完成しました。剥き身のセルの集まりは手作り感満載でこんなので大丈夫か?という感じを受けましたが、ケースに収納してバッテリーカートリッジの姿になってみると、不思議にそんな感覚はなくなりますね(笑)。

 

ちなみに、付属の専用充電器はニッカド用。今回のセルはニッケル水素。電気容量がアップしたので充電時間は長くなることが見込まれます。この充電器で大丈夫なのか、元々15分で満充電を前提とした設計のため、ひょっとしたら例えば1時間といった長時間駆動には耐えられないということはないか、と懸念します。その辺りは、今後注意しながら実際に充電して検証することにします。

 

無事にセル交換が終わった後の始末が残っていました。それは、交換して不要になったセルの廃棄。廃棄にあたっては安全上十分放電すべきでしょう。それで、塩水に24時間つけおくことにしました。放電させるのに適した塩分濃度が確かあったはずですが思い出せず、感覚的に多めに塩を入れました。